こんにちは。
前回に引き続き、ステッカー作成の記事になります。
前回お伝えしたように、silhouette CAMEOという機械を使ってラッピングシートをカットします。
こちらの機械には、カットデザインを生成するソフトが付属します。
今回は、silhouette CAMEOの使い方も説明しようと思います。
かなり大掛かりな記事になってしまいましたが、ぜひ読んでみてくださいね!
silhouette CAMEOを使ってオリジナルステッカーを作る方法
パソコンのソフトを使って作業とか難しそうだから諦めよう・・・と思った人も一度目を通して見て欲しいです。
とても簡単で、誰にでもできると思います。
では、順を追って説明していきますね。
切り出したい画像をドラッグ&ドロップで配置する
起動を起動したら、切り出したい文字や柄の画像をドラッグ&ドロップします。
すると、以下のような画面になります。

トレースエリアを選択する
次にトレースエリアを選択します。
トレースエリアとは、「この部分を画像をステッカーとして切り出しますよ」という範囲のこと。
右上の赤く囲った部分をクリックすると、画面右部のメニューが「トレース」に変わります。

その右部のメニューの最上部にある「トレースエリアの選択」を押下します。
押下した後は、下の写真のようにトレースする範囲を選択します。

トレースエリアのトリミングを行う
黄色く選択された部分がトレースする箇所になります。
しかし、今の状態でしたらトレースしただけでは下の写真のようにぐちゃぐちゃの状態になっています。

そこで、右メニューのトレース設定を変更し、適切にトレースできるように設定してあげましょう。
高パスフィルターを解除
まずは高パスフィルターを解除します。
これだけで選択エリアがかなり綺麗な状態になります。

しきい値と拡大縮小を設定する
次に、「しきい値」と「拡大縮小」を設定してあげましょう。
「拡大縮小」は1に設定してあげると最も細かくトレースしてくれます。
しきい値は大体80%がベストです。(経験則です)

上記でトレースエリアの設定は完了です!
上部画像で印を入れている「トレース」を押下しましょう!
トレースを押下する
トレース結果が下の写真になります。
この赤い線に沿ってナイフが動くのです。

なるべく余白ができないようにトレース線を再配置する
余白が多いと、それだけラッピングシートが無駄になってしまいます。
下の写真のように配置してあげましょう。
トレース線は、赤く印を入れたボタンから角度を変更することができます。

カットする力、速さ等を設定する
次にカット圧やカットスピードを設定してあげます。
カット圧が強すぎると台紙までカットしてしまってやり直しになってしまいます。
逆に弱すぎるとラッピングシートがカットできず、これまたやり直しです。
では、設定していきましょう。
右上の「カット設定」を選択します。(赤く印を入れています)
すると、右部メニューが「トレース」から「カット設定」に変わると思います。

カット設定について
カット設定は、以下のようにしましょう。上から
- スタンダード
- カット
- ツール1
- silhouetteビニール
- 2
- ラチェットブレード
- 速度は7cm/s
- 厚みは10
- ダブルカットはチェックオフ
カットするシートにもよるのですが、普通のラッピングシートなら大体この設定でOKなはずです。



設定が終わったら、silhouetteカメオ本体にメディア(ラッピングシート)をセットしましょう。
silhouette CAMEO本体にメディアをセットする
では、silhouette カメオにメディアをセットしましょう。
画像に①とマークしているレバーを手前に引き、②のようにメディアを置きます。

次に、③とマークしているレバーを上にあげます。
そして、画面の「メディアセット」をタップします。

以上でsilhouette CAMEO本体にメディアのセットが完了です。
この状態になったら、ソフト側からカットの指示を送りましょう。
ソフト側からカットの指示を送る
カットの指示は、先ほどのカット設定の最下部から送ることができます。
「silhouetteに送信」を押下するとカットが始まります。

カットされたメディア
こちらが、カットされたメディアになります。
うっすらと切り取り線が写っているのが見えますでしょうか?

余白部分を剥がしていく
次に、不要な部分を剥がしていきます。
この作業の時は、デザインナイフがあると便利です。

下の写真のように手で剥がしていきましょう。


このように、デザインナイフで剥がしたくない部分を抑えながら剥がしていくと作業が捗ります。

いっぺんに剥がそうとせず、ある程度剥がれたらカットしてしまうといいですよ。
また、「O」や「a」のように、真ん中の丸を剥がすときにもデザインナイフが活きてきます。
このように、剥がしたい「●」部分の端っこにグッと差し込み・・・

ぬっと引っ張り上げると・・・

つるっと剥がれます。

ちょっと気持ちいい瞬間です。笑
このように余白部分を全て剥がすとステッカーの完成です!
出来上がったステッカーがこちら
出来上がったステッカーがこちらになります。

どうでしょう?
普通にプロのクオリティです!
色々なラッピングシートを揃えておけば、好きな色のステッカーをいつでも作れてしまいます。
注意点としては、ラッピングシートでしたら単色ステッカーしか作れません。
カラーステッカーを作りたい時は、ステッカーシートに好みのデザインをカラー印刷してから、その縁をカットすればOKです!
かなり長い記事になってしまいましたが、silhouetteカメオの使い方はこれでバッチリ伝わったかと思います。
ぜひ皆さんもステッカー作りに挑戦してみてはいかがですか?
バイク乗りの仲間に自作ステッカーをプレゼントしたり、名前のステッカーを作ってプレゼントしたりしたらものすごく喜ばれますよ!
ステッカー作成依頼も承っております!
「流石に機械を買うのは無理だよ・・・」って人は、ぜひインスタでもこちらのコメントからでも、メッセージを送ってください。
こんなデザインのステッカーが欲しいんだよね、という感じで送ってくだされば、作成可能かお返事致します。
今回作成したステッカーはバイク屋さんからの依頼でしたが、30センチ×60センチで2000円+送料でお作りさせていただきました。
では、長い記事になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事で貼るところをお見せしようと思います!
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